お手軽に買える!トピークのトルクレンチを紹介するよ
2017/05/26
前回、フロントディレイラーやら、インナーケーブルやらを交換したときに、必要な締め付けトルク(締め付けるときの力)があった。トルクレンチやなんかで、そういうのは測るんだろうけど、そんなものは持っていない。
ちなみに、シマノのマニュアルにはこういう締付けトルクの指示が書いてある↓
トルクとは、それを越えても、不足していても良くないという数値で、適切に管理されるべきもの。適当でもそれなりにどうにかなるかもしれないけど、トルク不足では性能が下がる可能性もあるし、締付けすぎるとバイクにダメージがあったり、カーボンバイクなんかはフレームが割れたりすることもあるので、適切に管理したい。
ショップなんかで交換すれば、当然ここは適切に調整されるんだけど、自分でやるときは、自分で管理しなければならない。
ただ、トルクを測るものってのは中々お高く、且つ、使うのが難しそうだったりする。そこで、例のごとくAmazonで探していたら、安くてお手軽なものを見つけたので紹介する。
ロードバイク用品でたびたびお世話になるトピークのコンボトルクレンチである。今回は、これを購入した。
お手軽価格2000円(Amazonではそれ以下で売っている)である。ものとしては、意外にしっかりとしたつくり。
普通は安くても、5000円はかかるもので、ちゃんと測りたい場合は、もっと高価なデジタルトルクレンチなんてものある。しかも、正確なトルクを測るために、定期的な調整が必要になるものだ。
しかし、こんなものを買っても、到底元は取れないので、そこまで高価なものは買うことができない。
そこで、お手軽感あふれる今回の商品である。さすがに上記のお高いものと比べると、精度は値段相応であろう。正確なものは測れないと思ったほうが良い。それでも、手の感覚だけで回すよりは、はるかに正確にトルクを管理できる。そういう意味で、ないよりはマシ程度の商品として価値がある。
さっそく使ってみよう
六角レンチの大きさは、写真の通り。ここにあるもので先端を交換して回していく。まあ、ロードバイクなら、ここにあるもので十分。
トルクは目盛りを読んで測る。右に回すと、針も同じように回る。
トルクが足りていないと、レンチが一緒に回ってしまうが、十分なトルクがあれば、この針だけが回りレンチが回るか、針が回るかのちょうどのところで止まる。そこが締付けトルクとして計測できるのだ。
回してみて、止まった位置。トルクは、5N・mと読める。
これで必要なトルクがわかるのだ。
ちなみに、トルクが不足しているときは、このトルクレンチで回すのではなく、他のちゃんとしたレンチで回すこと。
トルクレンチはあくまで計測用で、あまり大きな負荷をかけるべきではない。
使用感
使ってみた感想としては、自分が締めていたトルクは必要なトルクより小さかったということ。締付けすぎることを恐れてあまり強く締めていないということがわかる。測ってみると面白い。
トルクを正確に管理したいなら、中途半端なトルクレンチではなく、ショップに行くべきなのだ。でも、自分でやるということは、価格を抑えたいからであろう(ショップレベルの環境が自分の家にある人は別)。そういう時は、これくらいの安いものを多用したほうが良い。
トルクの精度が製品として落ちてきたな、とか思ったら、新しく買えばよいのだ。あるいは、何個か買って、何個かで測ってみるというともよいかもしれない。そうすれば、商品ごとの誤差を抑えつつ、ある程度正確なトルクも測れるだろう。
安いものは、高いものの精度にはかなわない。しかし、数を出せれば、高いものに打ち勝てるかもしれない。どうせ、5000円で買ったものもいつかは精度が低くなるなら、最初から安いものを買えばいいじゃない、と思ったのでこれを買った。結構正解だったかな、とも思う。
ただし、ちゃんと定期的に調整され、正確な値に出る高性能なトルクレンチにはかなわないとは思う。それは頭に置いておこう。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
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